【甘い黒にんにくを作るには】おすすめはホワイト6片種!?

農業
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はい、こんにちわ。体力の衰えを感じたくない30歳。サラリーマン兼農家、かめしめのひろやです。

今回の記事は「甘くて美味しい黒にんにくはどうやったら作れるのか?」という疑問を解決できる内容になっております。

黒にんにくの作り方は【臭くないの?】自宅で簡単!黒にんにくの作り方!でも紹介していますが、黒にんにくとはにんにくを65度程度で10日間ほど加温するだけでできる食品です。

炊飯器などを使用すれば自宅でもわりと簡単に作れるので、健康食品に興味がある方の中には作ったことがあるよという方も多いかと思います。しかしながら甘くて美味しい黒にんにくを作り出せる自信がある!という方は少ないのではないでしょうか?

せっかく御自宅で作って頂くのであればできる限り甘くて美味しい黒にんにくを作って頂き、黒にんにくを楽しんでもらいたい!
そんな思いからこの記事では生粋の黒にんにくヲタクである私たちかめしめが、研究を重ねて導き出した黒にんにくを甘く美味しく作れるようになるポイントをお伝えしていきます!!

素材のにんにく選び…おすすめはホワイト六片種

はい。というわけでまず始めは黒にんにくを作るためのにんにく選びから。

そもそもにんにくにも様々な種類がある。ということをご存じでしょうか?
普通にスーパーで買い物をしていても、中国産か国産か?位しか種類を見かけないと思いますが、サツマイモ等にたくさんの品種があるように、にんにくにも多くの品種があり、品種によって味もかなり変わってくるんです。

私たちかめしめは黒にんにくを作る素材のにんにくとして一番美味しいものはどれなのかを調べるために、有名な品種を片っ端から黒にんにくにして食べ比べていきました。

その中でも味の違いが顕著だったものをいくつか紹介させて頂きます。

嘉定にんにく

スーパーなどでよく売られている中国産のにんにくがこれにあたります。風味が強い為、中華料理やスパイスカレーなどによく使われる品種。黒にんにくにした場合、もともとある強い香味が活かされ、口に入れた瞬間に濃い味が口中に広がる、味の強い黒にんにくが出来上がります。黒にんにくにしてもにんにくっぽい風味を感じたいという方にはかなりお勧めの品種です。

ジャンボにんにく

⇒道の駅などで売られていることがあるとても大きなにんにくです。通常スーパーで売られているにんにくの5倍~10倍近い大きさがあります。黒にんにくにした場合、1片1片が大きいため、1片毎の水分保有量が多く、やわらかめな黒にんにくが出来上がります。美味しくないわけではないんですが、味が薄い、というよりほぼ味のしない黒にんにくで、1片が大きいため食べきるのが少し大変だなと私は感じました。

ホワイト6片種

⇒青森県産の福地ホワイト6片種などでも有名な6片種。にんにくの状態で食べる場合でも、にんにく独特の刺激臭が少なく、優しい甘みが感じられる為、すりおろしにんにくで馬刺しやユッケのお供に使われることもある品種。大きさとしては嘉定にんにくより少し大きい程度。黒にんにくにした場合、かなり甘めな黒にんにくが出来上がります。強いインパクトのある味というよりは、ゆったりと深い味わいを楽しめる黒にんにく。日本人の味覚にはホワイト6片種で作った黒にんにくが一番食べやすいのではないかなと感じました。

上記のように様々なにんにくを黒にんにくにしてみた結果、ホワイト6片種で作った黒にんにくが一番甘みのある黒にんにくになったんですね。

もちろん味の好みは人それぞれだと思いますが、甘い黒にんにくを作りたいのであれば一押しはホワイト6片種!!
ホワイト6片種のにんにくは結構お高めですが、ネットで検索すれば簡単に購入できるので是非とも試してみてください!嘉定にんにくの黒にんにくと食べ比べてもらうと味の違いが分かりやすいかと思います。どちらもとても美味しいので甲乙つけがたいのですが…!!

加熱期間の調整…加熱しすぎに注意

はい。にんにくを長期間加熱することで出来上がる黒にんにくですが、加熱期間を長くしすぎると、水分が飛びすぎて固いグミのような状態に。甘さどころか味のほとんどしない歯ごたえだけの黒にんにくになってしまいます。

逆に加熱期間が短すぎても、加熱がしっかりとされず、芯が茶色っぽいままのにんにくの辛みが残った黒にんにくになってしまいます。難しいですね。

一番甘みを強く感じられる黒にんにくは、芯までしっかり黒くなっているけど水分も残っていてまだ固くなってはいない、下画像のような状態の黒にんにくです。

しかしながらそういった状態の黒にんにくを作ろうと思っても、ベストな加熱期間というのはその時その時に使う、素材のにんにくの大きさや水分保有量によって変わってきます。

前回は10日目で甘くて美味しい黒にんにくができたとしても、今回も10日目で甘くて美味しい黒にんにくができる!というわけにはなかなかいきません。
8日~12日程度で毎日試食をしてみて、ベストなタイミングを探りながら加熱していくと必要があるんですね。意外に道のりは険しいですね。

③水分量を調整…水を先に足しておく。

はい。ご自宅では炊飯器か黒にんにくメーカーで作られていると思いますが、加熱する際に水を少しだけ窯の中に入れておくと、加熱初期の頃からにんにくが蒸されているような状態になるため、熟成が進みやすいです。

私自身は水を入れた場合も入れなかった場合もあまり甘みの変化は感じませんでしたが、加熱ムラが少なくなり、しっとりとした黒にんにくが出来上がりやすくなっていたので、固くて美味しくない黒にんにくを作ってしまう可能性を減らすという面でかなり効果的に感じました。

まとめ

1.品種はホワイト6片種がおすすめ。
2.加熱期間は8~12日程度の範囲で調整する。
3.水を10cc程度、加熱する窯に先に入れておくと失敗しにくい

はい。こういった点を意識して黒にんにくを作って頂ければ、甘くて美味しい黒にんにくが出来上がると思います!
甘くて美味しい黒にんにくを皆さんがご自宅で作れるようになり、世界の黒にんにく需要が高まることを祈っております!!

最後までご覧いただきありがとうございました!

ではまた!

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