どうも、無茶なダイエットで体調を崩す、サラリーマン兼農家のかめしめのしょーきです。
今まで農業を始めて良いところを沢山紹介してきたのですが、今回は、趣旨を変えまして、農業を始めて良くなかったところ(辛いところ)を3つ紹介していきます。
リアルな内容にも踏み込んでいければと思うので、これから農業を始める方の参考になればと思います!
文字より動画派という方はYoutube動画をご覧ください。
【ここが辛い】ある意味24時間365日ブラック業種?!
農業は基本的に自然が相手です…。農作物が取れないともちろん収益が出ないので、大雨が降ったり台風が近づいてくると、排水をしたりマルチが飛ばないよう固定したり、害獣除けのネットを修復したり…自然の猛威というのは非常に脅威なのです。。
そして自然が相手だからこそ、自然の気分次第で24時間365日いつでも畑に行ける準備が必要なのですね…。ちなみに僕たちの場合は、臨戦態勢が不足したことで、梅雨時期の大雨で大打撃を受け、とうもろこしを9割以上廃棄する羽目になりました…
また、「外に出るのは危ないから今は行くのやめよ…」となったとしても、農作物がどうなっているのか?マルチは飛んで行ってないか?ネットに穴が開いていないか?など、気が気じゃなく、家にいても落ち着いて休息なんて取れないってもんです。そりゃ、収益を生み出すはずの農作物が一切収穫できず、むしろ種代や肥料代でマイナスになるなんてことも起こりえるんですから、当然ですよね。
【ここが辛い】約束されない収穫量
24時間365日臨戦態勢なんですもの、せめて収穫量は確保したいところ。
この世の中、収穫量が多ければ多いほどいいってなもんです。願わくば、種を植えた分だけ実がなり、収穫してそのまま全て完売できること。しかし、世の中そんなに甘いはずもなく…収穫量を惑わす自然や虫、動物の脅威があり、収穫できるのは良くて8割ほど…?
僕たちが今までに一番成功したにんにくであっても、いざ掘り起こしてみると球が割れちゃってたり傷んじゃってたり…収穫できたのは7割程度でした。
作ったら作った分だけ売れるわけでもないのに、作ろうとしたら作ろうとした分だけできないのは、非常に心苦しいですよね!だって例えば、にんにくの専門店とにんにくを100kg卸す約束しても、何kg植えれば良いのか、正直分からないもんね。基本的に約束した量が足りないのは非常に問題だから、多めに作ると思うですけど、多すぎると廃棄しなくてはならない可能性も高まりますもんね。
この、自然や害虫などといったほぼ運に任せるしかないギャンブル要素たっぷりなのが農業の辛さの1つだと思っています。
腰痛のオンパレード
腰が痛む、それが腰痛ですが、農業はとても腰痛になりやすい職です。1袋20kg程度の肥料を運ぶのも腰が痛むし、マルチを張るのも、種を植えるのも中腰姿勢のため、非常に腰にキます。
我らの農業の師も腰痛を患い、相方のひろやも腰痛持ちで種植え最中に座っている姿勢が辛くなるほど。僕は特に腰痛持ちでもなく、どちらかと言うとパソコンばかり触って肩・首のこりに苦しむ日々をおくっていたのですが、今では人生で初めて、ピキーンっと、虫歯に触れたかのような痛みが腰で感じられるようになりました。ぎっくり腰はこの感覚の上位版なんだろうなと思っています。
また、企業に就職していれば、「身体が辛いから今日は休もう」ってこともできなくはないですが、農業では作物や時期によってほぼ不可能…。いや、人数が多ければできるかもしれませんが、だいぶ厳し目。なぜかというと、機械は高額なため基本的にはマンパワーで数の暴力で実施することが少なくないためです。
収穫時期に高熱を出しながらでも働いた方の話も聞きましたが、時と場合によっては、身体に鋭い鞭を打ってまで働く必要があります…。農業は畑に行かないとほとんど作業できないことも、辛いですね…。
「農業、マジ最強、メッチャ自然、良い」とか言う方もいるかもですが、どの職業も辛いところは必ずあります!僕も、農業を少しかじったころ、「で~ら良い運動になって、お金も稼げるなんて最高じゃん」とか思いましたが、規模が大きくなり、本格的に稼働していけばいくほど、上記で紹介してきた辛さが出てくるんですよね。
ただ、これはとても健全な姿で成長できているんだと自負しているわけです。ダイエットと同じく、辛い時期にどれだけ頑張れるかでこの先が決まってくるわけです。
これからも辛さを乗り越えた先の作物を皆さんにお届けできればと思っているので、応援のほど、よろしくお願いいたします!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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