どうも、最近か○ぱ寿司ブーム、サラリーマン兼業農家、かめしめのしょーきです。
今回は、数千個のにんにくを栽培している僕が、にんにくの栽培方法と注意事項を紹介します。
徹底的に簡素化してお伝えしていきますので、にんにくを作りたいけど難しいのは嫌!って方は是非最後までご覧下さい。
にんにく栽培方法とは
まず初めに、にんにく栽培の方法をお伝えしますと…
にんにくを買ってきて→バラバラにして→土に植える。ってだけ。でして。
本当に、ほとんどの場合はたったこれだけで栽培できちゃいます。
水はどうすんの?とか、種用にんにくじゃなくてもいいの?とかってなるかもですが…
外でなら、耕して畝の上にマルチシートさえ張ってあげれば自然の雨だけで十分育ちますし、傷みが酷く無ければ市販のにんにくをバラした物でも種として成長します。
ちなみに、実験のために中国産の種で、追肥も与えず雑草も放置して栽培したことがありますが、業務スーパーの1kgネット入りぐらいの大きさの物が2千個近くできました。
また、植える際の深さについても土が被さればオッケーで、にんにく同士の間隔は、にんにく丸々2個程度あければオッケー。
「そんな適当で本当に良いのか…?」
と思うかもしれませんが、にんにく栽培も数年やっていると、にんにくは適当でもある程度栽培できることが魅力の一つなのでは?と思っています。
実際僕も、最初は指の長さまで掘って植えて、間隔は手の平×2みたいに、真面目にしっかりとやっていました。
ただ、様々なパターンで実験するにつれ、ポイントだけ抑えていれば、適当な方が効率的である事に気付かされたんです。
それを裏付けるかのように、「勇者」と呼んでいたんですが、畝と畝の間のカチカチになった土の中でも育ったほど、にんにくって凄まじくたくましい作物なんです。
…ってことで
そんなたくましいにんにくなんですが、栽培時のポイントとなる注意事項がいくつかあるため、次章で詳細を紹介します。
にんにく栽培の注意事項とは
にんにく栽培の注意事項なんですが、細かいことを挙げだしたらきりがないので、ここだけは抑えておくべき!ってポイントをお伝えします。
鳥(カラス)対策
にんにくはあの強烈な味や臭いからか?虫には相当強いんですが、鳥には強くないことが判明しました。
どういうことかと言いますと、カラスに、苦労して植えたにんにくの種を掘り返されたことがありまして。
しかもその数、数百個。(全体の10%以上…泣)
一番厄介なのが、掘り起こされたにんにくがほとんど食べられてない、ってところでして。
どういうことかと言いますと、カラスたちがにんにくを掘り起こす作業を楽しんじゃっているってことなんです。
「ここにもあるんじゃないか?あった…ヤッター!」的な感じで、楽しんでいる姿が想像できてハラワタが煮えくり返るんですが。。
そうならないために重要なのが、にんにくの種は土を被せて空から見えない状態にしておくってこと、でして。
一回でも地上から見える状態のにんにくをカラスに狙われてしまうと、次からは人間が作業した後を見計らって、例えにんにくが地上に出ていなくても掘り起こしにきます…。
これは実体験で、今もまさに悩みのタネであるからこそ何度も注意喚起するんですが…
カラス対策に関しては、少しの作業漏れで大きな後悔を生む可能性があるので、必ず土を被せ、空からにんにくの種が見えないようにしておいて頂ければと思います。
また、にんにくの芽さえ出てしまえば、経験上カラスに掘り起こされることはないので、ご安心ください!
時期
にんにくは強く栽培しやすいんですが、いつ植えてもオッケーってことはなく。品種や地域によって植える適期は違っていまして。
ある程度適したタイミングで植えないと、育たない可能性があるんです。
ただ、10月植え厳守!とか、そんなことは全く無くて、10月頃が適期のにんにくを3月に植えるってことさえしなければ、よっぽと大丈夫です。
例えば僕達の場合、10月が適期となる種を、気温が高い(20度を下回らない)という理由で11月に植えていますが、何ら問題なく立派なにんにくが栽培できているんです。
自分の住んでいる地域が温暖なのか寒冷地なのか?で植えようとしているにんにくの品種の適期タイミングを調べ、その±1ヶ月以内には植えるようにしてみてください。
(大粒が良いなら)肥料
ただ栽培する!ってだけであれば、適期に鳥対策して植えればオッケーですが、より大粒にしたいっ。と言う場合、肥料を入れちゃいましょう。
肥料を入れる=大粒になります。
どの程度?とか、どのタイミング?にとかなるんですが、そちらに関しては与える肥料の裏面に書いてある量で、タイミングに関しても栽培しているにんにくの適期でオッケー。
抑えておくべきポイントは、肥料を与えた方が大きくなるけど、傷む率も高くなるってことでして。
大きくなるからドンドン肥料入れたれ!ってのがベスト解ではないってことです。僕達のベスト解としては、気持ち少な目の肥料となっています。
また、去年肥料の量を調整した実験記事もありますので、詳細を知りたい方はご覧下さい。
はいっ
こんな感じで今回は、にんにくの栽培方法を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
僕達は農業を初めてやるとき、図書館に行って様々な栽培方法や注意点を読んだんですが、土の状態が酸性だったら…アルカリ性だったら…とか…
偏差値30程度の僕達の頭では、正直意味が分からない内容ばかりでした。
ただ、農業をやればやるほど感じることとして、地域だったり土の状態だったりで、最適な作り方ってのは物凄く変わってくるってことでして。
色々と難しく考えて踏み出せなくなるより、まずはいくつもの気になっているパターンを試して栽培してみるのが最適だ!って結論になりました。
この記事を読んで頂いている方も、もしかしたらにんにく栽培の正解を探されているかもしれないんですが…
正解は無いので、最低限のポイントだけ抑えてまずは…とりあえず植えるってところから始めて頂ければと思います。
この記事を通してにんにく栽培がより活発になり、国産の安心できるにんにくの流通量が増えれば幸いです!
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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