介護福祉士1年目~10年目までの給与明細公開

サラリーマン
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はいこんにちわ。先日薬局で、トイレ借りていいですか?と聞いた相手が同じお客様だったサラリーマン兼農家かめしめのひろやです。トイレから出たら彼はもう居ませんでした。

今回はですね。

僕の本業である介護福祉士の10年間分の給与明細を赤裸々に公開していく記事です。

介護福祉士の給料いくらで調べれば色々なサイトに平均値は出ていますが、
実際に介護福祉士として10年間働いている僕の給料を知ってもらった方がわかりやすいかと思いまして。

これから介護福祉士になりたい人にとって、どれぐらいの給料がもらえてどんな生活が送れるのかなっていう参考になれば幸いです。


というわけで今回は僕の経歴を踏まえながら給与明細を紹介させて頂きます。

【僕の10年間の経歴】

僕は今でこそ農業をしています(?)が

専門学校で介護福祉士を取得し卒業後、

老人保健施設で6年間勤務。その後転職。

特別養護老人ホームで勤務すること4年目。

現在も特別養護老人ホームで施設介護士として働いています。

老人保健施設を転職した理由としては、僕が働いていた老人保健施設は基本給が低く、残業時間が多い施設でした。

そのままだと将来性を持って働き続けるのはなかなか厳しいなと思い、現在の特別養護老人ホームへ転職しました。

なので「介護施設で介護士として働こう!」と考えている方は僕の給与明細が将来もらえる金額の参考になるかと思います。

【1~10年目の給与明細】

まずは僕の10年間の介護福祉士としての給与明細をざっくり紹介させて頂きます。

【老人保健施設】
1年目・・・350万円
2年目・・・360~390万円
3年目・・・360~390万円
4年目・・・360~390万円
5年目・・・360~390万円
6年目・・・360~390万円

【特別養護老人ホーム】
1年目・・・350万円
2年目・・・390万円
3年目・・・420万円
4年目・・・430万円

ちなみにこれは総支給額です。ここから色々引かれて手取りになるので、このままの金額では手元にきません。

いや~、改めて見てみると低い・・・。
え?そんなことないじゃん?高いよ充分。
って思う方もいるかもしれませんが、18時間拘束の夜勤が月5回あったりする仕事としては…。なんとも言えない年収ですね。

【1~6年目:老人保健施設での給与明細】

老人保健施設とは在宅復帰を目指す施設です。
例えば「家で骨折し病院へ入院。退院するが自宅での生活はまだ難しい。老人保健施設でリハビリをしながら在宅復帰の計画を立てましょう。」といった流れで入所された高齢者に介護を提供します。

僕が6年間働いていた老人保健施設の1ヶ月の給与明細としては、

【総支給額24万円】
 (手取り19万円程度)
【明細】
 基本給16万5千円
 資格手当1万円
 夜勤手当3万円
 処遇改善手当3万円
 通勤手当5千円

という形でした。

2~6年目の給与明細が360万~390万円になっているのは
年数が増していっても基本給はほぼ変わらず毎年500円~1000円程度のみの昇給だったり、残業時間がえぐすぎて毎月の給料が5~10万円程度変わってくるような状態が続いていた為デス…。

例えば総支給額40万円で手取り32万円程度の月があったかと思えば、1年目とほとんど変わらない給料の月もあったり・・・といった形で、ほぼ残業代で給与が変わっていたので6年間働いたけども、実際給料はほとんど変わらなかったという結果でしたね。

肉体労働である介護士の残業は疲労がかなり溜まりますし、6年間働いても給料がほとんど変わらない苦痛に耐えかねて転職を決断しました。

【1~4年目:特別養護老人ホームでの給与明細】

特別養護老人ホームとは、終身利用ができる介護施設です。
例えば「寝たきりの状態で在宅生活は難しいから施設で生活していかなきゃいけないね。」といった流れで入所された高齢者に介護を提供します。仕事内容としては介護度が高い方が入所されるため身体介助がほとんどです。

僕が4年間働いている特別養護老人ホームの1ヶ月の給与明細としては

【総支給額26万1千円】
 (手取り21万円程度)

【明細】
基本給20万6千円
資格手当1万円
夜勤手当3万円
処遇改善手当1万円
通勤手当5千円

という形でした。

1年目の年収350万円は転職したタイミングなどの関係であまり参考にはならないですが、
2年目の年収390万円は結構高い水準の給料を頂けていると思います。

昇給がしっかりしている会社に転職できたこともあり、年々給料は向上しています。とてもうれしい事ですね。

4年目の今の給与明細をプラスで紹介させていただくと、

【総支給額28万1500円】
 (手取り23万円程度)

【明細】
基本給21万6500円
資格手当1万円
夜勤手当3万円
処遇改善手当2万円
通勤手当5千円

基本給がちゃんと上がってくれてますね。

基本給が上がるとボーナスなどにも影響してくるので、年収が一気に上がってくれます。残業をたくさんしたり夜勤の回数を増やして稼いでいた老人保健施設の頃とは大違いです…。

給料の高い会社かどうかをしっかり見極めないと、低い給料で何十年と働き続けることになってしまいますのでご注意を・・・。

【給料の高い会社の選び方】

ここからは給料の高い会社の選ぶためのポイントをいくつか紹介していきます。

①基本給が高い

先ほどの僕の給与明細をみて頂くとわかるように

高い給料を手に入れるためには基本給がめちゃくちゃ重要です!

1~6年目の老人保健施設の頃は残業時間が多かった事もあり、手取り30万円の月なんかは「よっしゃああああああわし金持ち~」なんて風に思っていましたが、

実際に基本給が数万円高い会社に転職してみて、基本給が高いと年収ベースでみたときに残業代で稼ぎまくっていた時より給料が明らかに高くなっているんですね。
基本給があがるとボーナスにも影響してきますので。基本給が月額1万円高くなれば「12ヵ月分+ボーナス月分」の年収アップにつながるので、本当にデカいです。

一時的な残業は稼げた気になっているだけっていうのを身をもって思い知らされました。

やっぱり優先して考えるべきは毎月確実にもらえる基本給ですね。

もし今基本給が低いけど、手当で稼がせてもらってます~みたいな会社にお勤めの方は、できるだけ早く基本給が高く昇給制度がしっかりした会社に転職するのをおススメします!

②施設介護士が一番給料良い

介護士といっても、訪問介護やデイサービスで働いたり、グループホームや病院で働いたりと就職先は多種多様。

こういった介護士の就職先の中でも、一番給料が高いと言われているのが「施設介護士」なのです。施設介護士とは例えば老人保健施設や特別養護老人ホームなどの「介護施設」で働く介護士の事です。

僕自身も就職や転職の際に色々な会社の給料を調べてみましたが、デイサービスやグループホームなどの介護士と比べて、 明らか介護施設の方が給料が高い傾向にありました。

夜勤があったり介護度の高い利用者が多い事で体力的にハードだったり、という面はありますが、給料が高い会社で働きづつけたいと考えているのであれば、特別養護老人ホーム等の施設介護士になることをお勧めします!

③毎月付く手当も重要

給料は基本給が重要と書きましたが、介護士の給料には一般職とは違い様々な手当てがついている為、手当の金額にも注目しましょう!

・資格手当
・夜勤手当
・処遇改善手当

これらは毎月必ず支給される手当になってくるので、高ければ高い方が良いです!

例えば
資格手当が5千円か1万円では、年収で6万円の差
夜勤1回手当が4千円か6千円では、月5回夜勤だとして、年収で12万円の差
処遇改善手当が1万円か3万円では、年収で24万円の差

これらを合わせるとトータル年収42万円の差。何もしていないのに年収42万円も変わってくるんですよ!?恐ろしいですね。

処遇改善手当は国の方針で変わってくる事もありますが…。平均より高い手当を出している会社は、ちょっとした変更があっても高い水準を維持してくれることが多いので、少しでも高い会社を選ぶようにしましょう!

【まとめ】

介護福祉士としての僕の10年間の給与明細。いかがでしたでしょうか。

「基本給がちょっと低いけど、ちょっとした差だし…」「夜勤手当ちょっと低いけど、ちょっとした差だし…」なんて考えていたら、いつまでも給料は高くなりません。

なるべく高い基本給・手当を出している会社を探して転職してしまいましょう!!

僕は、日本中の介護士ができるだけ高い給料で働き、できるだけ幸せな日常を送って、できるだけ良い介護を提供し続けられるよう祈っています。

最後までご覧いただきありがとうございました!!

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