【目指せ最短】兼業農家がにんにく時短収穫方法を考える

農業
スポンサーリンク

どうも、妻の誕生日に初めて花をプレゼントした男、サラリーマン(カチャカチャ系)兼業農家のかめしめのしょーきです。

今回は後先考えず数千個のにんにくを植えた僕たちかめしめが、遂に収穫時期を迎えることとなり、否が応でも効率化した収穫方法を見つけて収穫を完了することができたため、にんにくの収穫方法から最短収穫方法を紹介していきます。この記事がにんにくや玉ねぎを栽培している方に向けて、ほんの少しでもタメになる情報であれば嬉しいです。

文字より動画派という方はYoutube動画をご覧ください。

Youtube動画

意外と多い?にんにくの収穫でやらないといけないこと

まず初めに、土に埋まったにんにくを”スポン”っと抜くだけがにんにくの収穫ではなくて、大きく以下の工程が必要となります。

①土に埋まったにんにくを抜く
②葉をある程度の長さを残してカット
③ひげをカット(短い方が良い)
④②~③を実施したにんにくを数個まとめてぶら下げる

…いかがでしょうか。

もちろんそれぞれの工程には実施する意味がありまして、例えば④には乾燥させて保存できる期間を増やすって意味がありますし、②③についても、④の乾燥をさせるにあたって邪魔になる部分を事前に排除しておくという意味があるんですね。

長期間にんにくを保存するためにどの工程も欠かせないんです。ただ、数十個レベルであればゴリ押しで何ら問題なく実施できますが、数千個レベルの場合、やり方を工夫していかないと時間がいくらあっても足りないだけでなく、ぎっくり腰のように身体をぶっ壊す可能性もあります。

そこで次章では、時短術適用前、どれぐらい時間がかかっていたのか?を紹介していきます。

実践!1畝あたりにかかる収穫時間を計測

大量のにんにく

今回、約30m×2mの畝1本あたりにかかるにんにくの収穫時間で紹介していきます。

基本的に1行に2粒ずつ植えていて、合計すると約700粒のにんにくを植えている状態となります。

それぞれの収穫作業にかかる時間ですが、大体以下の通りでした。

①土に埋まったにんにくを抜く
→約6秒/個
②葉をある程度の長さを残してカット
→約5秒/個
③ひげをカット(短い方が良い)
→約5秒/個
④②~③を実施したにんにくを数個まとめてぶら下げる
→約30秒/セット

ちなみに、②③は専用のハサミを使っていますし、④は麻の紐で以下のURLを参考に簡易的に結んでいるため、考えられない!ってほど非効率なやり方をしている訳ではないです。

吊るし乾燥の縛り方 - GAMAの菜園&フォト日誌
玉ネギやにんにくは掘り上げてから2週間から3週間は吊るして陰干しにするが、その縛り方はそれこそ地方文化。ガマ流はネットで調べたものだが、まぁまぁの結果なので紹介してみる。先ずは紐を二つ折りにしてグルリとまわし、輪の中へ端を通して、ぎゅっと絞り、そのひもを上から一周縦方向に回してギュギュッと絞めて、それを二組作ったら繋い...

ちなみに、この作業内容で合計時間を計算すると…

①土に埋まったにんにくを抜く
→約1時間/畝
②葉をある程度の長さを残してカット
→約1時間/畝
③ひげをカット(短い方が良い)
→約1時間/畝
④②~③を実施したにんにくを数個まとめてぶら下げる
→約4時間/畝

って感じで1畝あたり約7時間かかる計算…。

1畝ならまだしもこれが数畝ある場合、とてもじゃないけど兼業農家が1人で処理できない作業、となってしまうのです…。

ちなみに僕たちの場合、約5畝ほどの面積で嘉定にんにくや平戸にんにくを栽培していたのですが、相方のひろやも僕も兼業でガッツリ時間が取れないにも関わらず、梅雨に入るから何としても短期間で収穫が必要!と追い込まれた結果、数人雇って、丸一日ゴリ押しすることで収穫を完了させられたのです。

こんな感じで、人の力を借りない限り収穫まで行き着かなかった僕たちですが、実際に今回の行動を通じて課題や改善策が見えてきたので、次章では効率化したにんにくの収穫方法について紹介していきます。

見えた?課題と対策とにんにくの最短収穫方法

実際に収穫作業をしていると見えてくるのが

「この作業、こうしたらメッチャ時短じゃね?」

ってことでして、特にサラリーマン兼業農家として活動している僕たちにとっては、1分1秒の短縮が非常に重要となるのです。

そこで今回人を雇ってまで収穫を完了させた僕が、時短後のにんにく収穫方法をお伝えします。

まず、今回実施した以下の内容はどれも外すことができないため、それぞれの中で効率化するしかありません。

①土に埋まったにんにくを抜く
②葉をある程度の長さを残してカット
③ひげをカット(短い方が良い)
④②~③を実施したにんにくを数個まとめてぶら下げる

そこで今回は、①~④の中で1畝あたり約4時間で一番時間のかかっていた④の効率化を図ることにしました。

麻ひもで縛ってぶら下げたにんにく

まず、④の目的はにんにくを腐らせないために、極力にんにくと他の物の接地面を減らすことです。
実際、穴がいくつかあいている箱に入れて乾燥させた場合と吊るして乾燥させた場合では、10%程度の乾燥差が出ていたため、吊るして乾燥させるのは必須作業です。

④の乾燥作業で麻ひもを使うと、にんにくを2個1セット、麻ひもで巻き付けるのに約20秒、ぶら下げる作業に約10秒ほどかかりました。

しかし、乾燥させるためのより良い条件は、”接地面をより無くす”ってことだけなのです。

この”接地面をより無くす”だけの条件を考えた際、紐で結ぶ作業はいらないな!と閃きまして、早速ネットを購入しました。

そして、購入したネットへにんにくをポイポイと入れ、それをぶら下げる作業に変えました。

にんにくをネットに入れた状態

大体1袋に10個ほどのにんにくを入れてぶらさげたことで、麻ひもで実施するより4分の1の1畝あたり約1時間かからず作業が完了しました。(ネットに入れる:約10秒、麻ひもで結ぶ:約10秒)

1袋に10個ほど入れたため、麻ひもより接地面は増えていますが、個数を減らせば接地面を簡単に調整可能なので乾燥経過を見つつ対処していきます。

また、麻ひもは大容量で300円ほどで手に入るのでかなりお安いですが”絡まないように綺麗にほどく&保管が必要”で使い回すのは困難。

ただ、ネットは約1,200円(約30円×40袋)で使い回しが簡単なので、麻ひもからネットに変えたことで、時間だけでなく経済面にも+の効果が得られたのではないかと思います。(あさ紐で結んだ紐をほどく必要もなくなったことを考えると、本当に変えてよかった…)

ネットと麻ひもで吊るしたにんにく

と言うことで今回は、サラリーマン兼業農家として限られた時間で動いている僕たちが考えた、時短にんにく収穫方法を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

今後も細かな時短術や今回のように素材を変えた時短術を日々実践し、1分1秒を大事に、より多くの作物が栽培できるように挑戦していきますので、応援のほどよろしくお願いいたします。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました