ここ数年、メタボリックシンドロームを診断されています。かめしめのしょーきです。
今回で当ブログを始めてから2回目の投稿となりますが、実は昔も色々なブログに手を出していました。昔話は別の記事で紹介するとして…
今回は、普段オフィスでPCの発光色ばかり見ているサラリーマン兼農家のしょーきが、畑をやりだして改めて思い知らされる、雑草の凄さを紹介していきます。
そもそも雑草って何?
雑草に酔うだとか、気持ち悪いとか、若い世代から聞くこともありますが、そもそも雑草って何?を知っている方は少ないのではないでしょうか。
我らが知識のトリビア、wikipediaによると…
雑草(ざっそう)とは、人間の生活範囲に人間の意図にかかわらず自然に繁殖する植物のことである。
wikipedia-雑草
とのこと。
要するに、自分たちが植えていないのに生えてきているのは全て雑な草。雑草ということですね!中々、可哀そうなネーミング。
そんな、植えてもいないのに生えてくる雑草。意識して見てみると、コンクリートの隙間や道端の若干砂が固まっているところなど、一体全体どこから栄養とれてるんだ?と、雑草の生命力に不思議に思うことがありませんか?
また、雑草を放置しておくことで、わらわらと寄ってくるのが小さめ~中ぐらいの虫たち。たまらなく、愛おしくないですよね。先日も丹精込めて作ったトウモロコシさんに、沢山のカメムシさんがついていました。僕たち、カメムシさんを培養してたんだっけ?と勘違いしそうになるほど沢山いました。しかも、5割方、子孫を残そうとペアになられてました。
なので、僕は、なぜか、申し訳ない気持ちになりつつ、デコピンさせて頂きました。
自分もそうでしたが、畑をやっていない場合、かなり大きな庭でも持っていない限り、ほとんどの人が雑草に恨みを抱くことは少ないと思います。夏場になると、何かたくさん草が生えてるなぁ~ぐらいしか思っていませんでしたが、農業で畑を管理しだしてからというものの、夏場の奴らの成長ってのは、度肝を抜いてきたんです…
では、どれぐらい恐ろしいのかを紹介していきます…
正気?恐ろしすぎる…夏の雑草の成長力
夏の雑草って、少子高齢化の日本社会が指を加えて羨むものを感じさせますよね。
僕の目から見ると、彼ら・彼女らは、互いに競い合っているように見えます。実際、農作物もキツキツ植えであったり、多少のストレスを与えることは成長にとってプラスとされるみたいなので、一理ありそうな気がします。
ただ、僕たち畑を管理している者からすれば、とてつもなく迷惑な話なのです。
では、夏場ではどれぐらい伸びるのか?実体験をお伝えしていきます
そう、あれは、畑にチャレンジして間もないころのこと…
僕と相方のひろやで、市民菜園にて60㎡の土地を借りて、にんにく栽培にチャレンジしようとしていました。借りたのは春ごろで、雑草もほとんど生えていなかったので、にんにくを植える時期まで待とうと思い、およそ1.5カ月、何もしませんでした。
すると、市民菜園の方からお手紙が届きまして。
「君の畑、雑草凄いから、早よ、除去してや。周りの方に迷惑でしょ!」ていう感じでした。
1.5カ月前、ほぼ生えていなかったため、「大袈裟に~」と思いながら足を運ぶと…
誇張なしに、僕の胸あたりまで雑草が伸びているんです。僕、約170cmなので、110cmぐらいは伸びてたと思います。
もう、ね。
「誰かここの場所で雑草栽培しだしたのかな?」
とか
「場所違ったか」
とか
どうやったら目の前の光景を受け入れられるか、わからなくなるレベル。
数分間、2人でただただ圧倒されてました。
しかも、1.5カ月ほど放置すると、「これ雑草?木じゃん」っていうのもあるわけ。
実際、知人の方に「ここ昔畑だったんだけどね」と、トトロが出てきそうな森林地帯を指して言われたこともあります。
土しかなかったのに木が生えるなんて、どこかから迷子になってきたくせに、何ちゃっかり元からいました感出してんだよ…。
さぁ、市民菜園をそのままにしておいたことで、最強ともとれる成長速度を誇る雑草を、いかにして退治していったか、次章で説明していきます
トコトン追い込む!雑草バスター
僕たちには、腕が4本もあるわけ。
だから、たかが1m四方60個分(60㎡)、余裕っしょ。って思ったわけ。
だから、雑草の駆除や対策方法なんて一切調べずに、上腕二頭筋やら背筋やらを駆使して、己の体を行使したわけ。
そして、腰いわしたわけ。
そう…雑草ってね、さっきの説明で110cmぐらい伸びたー!って言ってたけどね、実は、土の下にも根を伸ばしていってるわけね。1本(草?)ずつだったら、体重77kgの僕が力任せに抜くことができるんだけど、そうなると、されど1m四方60個分(60㎡)になっちゃうから、ある程度まとまった単位で引き抜こうとすると、微動だにしない。根の張り方が異常。たまに、ゴボウみたいな太さの根も生えてるから、精神衛生上も最悪。
ってことで、作業開始数十分で仕切り直したよね。
相方のひろやと作戦会議という名のやらなくても良い口実のために、いったんカフェへGO。
そして、ネットで調べてみると、出るわ出るわ大量の情報。
雑草たちに熱湯をかけたり、塩や米ぬかやお酢、石灰を撒いたり、洗剤やカビキラーを撒くなんてのも。除草剤以外の方法が多くあることには驚きました。(ヤギも雑草退治に良いみたいです)
そして、作業していた数倍の時間をカフェで費やした後、かめしめコンビが持てるありとあらゆる試作の結果導き出した…。思い返せば1分で出せた「鎌で刈る」ことに。
ただ、ここからが大変だった。
太陽の下、中腰姿勢でひたすらに鎌で切っていく作業。
さっき切ったやつ伸びてね?って疑う精神状態。
小学校からの付き合いで、お互い社会人になって、積もる話もあるのに一切会話が無い過酷さ。
それらを乗り越え、4時間ぐらいで完了。
草刈り完了後の刈った草の処分も結構しんどいんです。バーナーなどで野焼きするにも、周りが住宅地だと煙で迷惑をかけてしまうし、ごみ袋に入れても、鋭いからすぐに袋が破れてしまうのです。専用の袋も売られているみたいなので、そうおられないと思いますが、大量の雑草を刈る予定がある方は参考にしてみいてください!
また、スコップなどで根絶させないと枯れないのかな?と思ったのですが、意外とそんなことはなく、ほとんどの雑草が枯れていきました。
取っても結局…雑草はほぼ無敵
こうして、僕たちは夏の時期の雑草を何とか乗り越えた訳ですが、雑草って、結局また生えてくるんです。
なぜ雑草は再び生えてくるのか、知人の方に聞いたところ、雑草のもととなる種が、土深くに埋まってる+別の場所に生えている雑草の種が風に運ばれて飛んでくるからとのこと。
そのため、ひたすらに、執拗にとり続けることで、土深くの種まで根絶でき、ほとんど生えてこなくなるみたいです。ただ一方で、外部から種が飛んできたり、鳥が運んできたりするので、雑草はほぼ無敵だといえるでしょう。
農業を営む以上、もはや雑草は切っても切れない存在となるため、むしろ有効活用できないか?と、いろいろ調べてみました。
まず、自称倹約家で他称ケチな僕は、お金にならないか?を調べてみました。
地元の掲示板として有名なジモティーなども漁ってみましたが、世の中そんなに甘くはなく、ある程度の加工(観賞用植物など)をしないと需要はなさそうでした。
続いて、自称美食家で他称何でも美味しいという男な僕は、食べることができないか?を調べてみました。
すると、驚くことに、雑草って、意外と食べられることが判明したのです!
タンポポとか、ヨモギとか、天ぷらなどで調理して食べられるみたいです。
画像付きで説明して頂いているサイトがあるため、詳しくは以下をご覧ください。
(バイアグラ的な効果って凄すぎ…必見…)
ただ、雑草は何でもかんでも食べて良いわけではなく、中には有毒の物もあるとのこと。
誤って食べることで、嘔吐や下痢を引き起こすとのこと…(心臓麻痺になることもあるみたい…)。
有毒の雑草に関しても、他力本願の僕は、他の方の記事を引用させていただこうと思うので、興味のある方は写真付きで紹介されているので、ぜひ、見てみてください。
畑の雑草図鑑〜食べるなキケン!有毒植物編〜【畑は小さな大自然vol.78】
そんなこんなで、雑草なだけに伝えたいことも雑な記事になってしまいましたが、とにかく雑草は畑をやっている中で手こずる第一の原因であったため、こうして思いつく都度、書き留めてきました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント
[…] 雑草は【厄介】農業やって初めて分かる雑草の凄さでも紹介していますが、1か月放置すれば約1メートルほど伸びるという奇跡の植物。その雑草を駆除する労力がいらない。すごすぎません?マルチシート一回経験しちゃうと、マルチシートを張らない選択肢はもう考えられません。 […]
[…] しょーきが【厄介】農業やって初めて分かる雑草の凄さという記事を書いていましたが、 […]
[…] …と言っても、1人だと家庭菜園レベルじゃないと厳しいです。毎日農地を見に行く必要はありませんが、雑草はすごい!の記事でも紹介しているように、夏の雑草は本当に伸び方が早いため定期的に刈らないといけないですし、作物を育てる以上、定期的に追肥や間引きなどが必要になってきます。そのため、ひろやと2人で、さらに、休みの日があまり被らない職種同士だからこそ、両立できている感じです。 […]
[…] まず1カ月ぐらい放置していると、無邪気に雑草たちが生えてきます。ヤツらは地中深くに種が眠っていたり、周りの雑草から種が飛んできたりと…皆さんご存知の通り、すぐに、縦横無尽に生えまくるんですね。どれだけ「雑草が売れたら…」と思ったことか。※雑草についての記事は、農業やって初めて分かった雑草の凄さでも紹介していますので、もっと知りたい方は是非ご覧ください […]