【博打!?】梅雨時期のトウモロコシが受けたダメージとは

農業
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どうも、サウナの効用を信じて止まない、かめしめのしょーきです。

皆さん、雨がひたすらに降り続ける梅雨って、苦手じゃないですか?
そもそも何で、梅の雨と書いて梅雨なのか意味が分からない!と思う方に向けて調べてみると、どうやら、中国で梅の実が熟す頃が雨期であったことが由来だそう。

今回、農業初心者の僕たち、かめしめ(しょーきとひろやのコンビ)が、嫌というほどに味わった梅雨を…農家目線で記載していこうと思います。

文字より動画派という方はYoutube動画をご覧ください。

Youtube動画

ぐんぐん成長!梅雨に入るまで

成長中のとうもろこし

そう、この時までは何もなく順調だった…。

僕たちはとうもろこし、通称モロコシと呼ばれる、みんなに愛されるべき粒々な物を育てていました。

6月ごろから草刈りして、畝を立ててマルチをはり、200本近くの苗を植えました。
そして背丈が伸び始めた後は、かめ虫などの醜い害虫を除去するために薬を撒き、実がつくように受粉させたり、こまめに周辺の雑草を草刈りする日々。さらにさらに背丈が伸びた後は、土台(アンカー)部分やとうもろこしを間引きしつつ、こまめに周辺の雑草を取るために尽力してきました。

愛情を「これでもか!」と惜しげなく注いで育てたとうもろこしは、いつの日か販売目的も忘れ、誰にもあげたくなくなるほど上出来な存在となっていました。

「食感でら(メチャクチャ)良くて、ほのかにとうもろこしの甘みもある!」と、大きくなる前のスイートコーンを数本つまみ食いしながらひろやとはしゃいでいた記憶が懐かしいです。

「メチャクチャ美味しいとうもろこしができるから、5時ごろにとうもろこし狩りにおいで。5時ごろが一番美味いから!」と、知人や友人、家族にこれでもかと思えるほどアピールしてきた僕たち。

そんな頃でした。

「梅雨入り」がニュース番組で宣言されたのは…。

どんどん衰退!梅雨に入ってから

梅雨真っただ中のとうもろこし

梅雨突入してから、パラパラ、ザーザー、ドードー…

ジメジメジメジメ…。

来る日も来る日も降り続ける雨。Don’t stop rain。

2020年の梅雨は酷く(…と言っても、他の年の梅雨の酷さをあまり意識していなかったため知らないですが。)、3か月分の雨が降った!とか、観測史上最大の降水量とか。ニュースでも取り上げられるほどに激しかったです。

そして、雨が降っている以上、とうもろこしにしてあげられることはほぼ無いため、「がんばれぇ、とうもろこしぃ~」と、片思いを抱いている親友を応援するような淡い思いでとうもろこしを応援していました。

そんなこんなで、コインランドリーに足を運ぶ日々を送っていた梅雨真っただ中のこと。その日は午後の数十分間だけ晴れ間が出る予報であったため、相方のひろやと、とうもろこしの様子を見に行ったんです。

そしたらね…

あんなに、太陽に向かって敬礼しているかのごとく、サンサンに輝いていたとうもろこしが、雨と風によって完全に意気消沈してしまい、揃いも揃ってお辞儀している状態。
さらに、とうもろこしがお辞儀することによって排水できていない水たまりにダイブしている。
さらにさらに、とうもろこしにくっついて、交尾中の大量のかめむしたち…。

もう、ね…

衝撃の光景過ぎて、イライラするとか頭が痛くなるとか、そんなレベルを通り越して、もはや、かめむしたちの交尾をジーっと眺めてたよね。

「君たちの住処作るために手間暇かけた訳じゃないんだけどなぁ♪ふふふ…」なんて言いながら、成す術の無い状況を何とか脳内で完結しようと必至でした。

ただ、知人の方から「太陽の光を浴びればある程度の回復は見込まれる」と情報を頂き、収穫時期になるまで、希望は捨てないでおくことにしたのです。

まぁまぁ無事だった?迎える収穫時期

梅雨時期で悲惨なとうもろこし

何度うざいと呟いたかわからない梅雨もようやく明けるころ、念願の収穫の時期を迎えることになり、僕とひろやは朝早くから黄金に輝く約200本のとうもろこしの粒々に希望を抱えつつ、とうもろこしを収穫する旅に出ました。

そして、畑に一面に広がる光景は、今後一生忘れることのできないものとなったのです。

そう、数十日かけて有償の愛情を与えて育てたとうもろこし達が、見るも無残にボロボロになっているではありませんか。ある物は長時間水に浸かったことで酷く腐り、ある物はある程度大きいと想定される動物により食い荒らされ、ある物はカメムシ等の害虫により部分的に食べ荒らされている状況が広がっていたのです。

とてもじゃないけど、商品として販売できる状態ではなく、さらに、とうもろこし狩りに知人や家族を誘える状況でも無くなったのです…。散々周りにとうもろこしの自慢をしていたので、酷く落胆しました。2020年の梅雨時期、農作物が非常に高額になったのは、紛れもなく災害レベルの梅雨の影響でしょう。

結局、200本中販売可能な物は0本。食べられそうな物であっても5本程度という結果になりました…。

にんにく以外の農作物は初挑戦だったにも関わらず、この悲惨な結果となり…精神的な面だけでなく、金銭面でも非常に辛い…。
僕たちはサラリーマン兼農家であるため、悲観するだけですみますが、農業一本の方からすれば、間違いなく死活問題…。農業の厳しさを身をもって体験させられることになりました。

農作物は自然に大きく左右される物。これからも腐らせたり残したりしないように、農家さんに感謝して味わおうと思いました。

また、今後、やる気が出るかわからないですが、もし梅雨時期にとうもろこしを実施する場合は、反省を踏まえてとうもろこしが倒れないように棒などでバランスをとっていきたいです!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

コメント

  1. […] 収穫の成果については、【博打!?】梅雨時期のトウモロコシが受けたダメージとはをご覧いただければと思いますが、収穫できたとうもろこしをそのままと塩ゆでと焼きで食べてみることにしました。 […]

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