【無農薬で綺麗な食材】生産者と消費者の埋まらない溝

農業
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どうも、ダイエットのお共に完全栄養食で1食を置き換えている、サラリーマン兼農家のかめしめのしょーきです。

今回は、埋めたくても中々にして埋まらない溝。生産者と消費者の関係について紹介していきます。具体的には無農薬で理想的な食材を求める消費者と無農薬では理想的な食材を作ることが困難な生産者との溝になります。

文字より動画派という方はYoutube動画をご覧ください。

Youtube動画

農薬と無農薬とオーガニック

水で薄めた薬剤

まず、無農薬とオーガニックの違いを説明していきます。

農薬と無農薬の違いはハッキリしていますが、無農薬とオーガニックを同じだと思っている方も多いのでは?僕も「いつものかっこつけて横文字にするめんどくさいヤツ」と思っていましたが、調べてみるとどうやら、その意味合いは異なっているとのこと。

オーガニックとはざっくりと、可能な限り化学農薬を使わない(天然物由来農薬は使用可)ことで、無農薬は天然物由来農薬とか関係無に農薬を一切使わないということみたい。

「めんどくせー。”無農薬”と”天然由来農薬のみ使用”とかって書けよな~」と思った方。
同意見です。

少し話はそれますが無駄知識をプレゼントします。

現在、無農薬の表記は使用してはダメとのこと。なぜかと言うと、無農薬だ!とうたっていた農作物に農薬がついていたことがあったからみたいです。「こんの嘘つきがぁ…!!」ではなく、周りで農薬を使っている人がいれば風で運ばれてくることもあるわけで、ただ生産者自身は胸を張って無農薬だぜ!って言うに決まっているわけで。そんな絶妙に微妙な呼び名はやめようということで、無農薬という表記を使用してはダメになったとのこと。

では、無農薬は何に置き換わったのかというと、”残留農薬不検出”という表記で扱われたりするみたいなので、スーパーなどで残留農薬不検出と記載があれば、「あぁ、無農薬なんだな」と考えてよさそうです。

生産者と消費者と矛盾

左右

兼業ではありますが、生産者と消費者の立場に立つ僕たちからすると、生産者と消費者の両方が「無農薬」かつ「傷んでいない」かつ「虫がいないもの」を望んでいると思っています。

そりゃ、そうですよね。

皆が求める理想の食材像です。

ただ、なぜ多くの生産者が農薬を使用するとかと言いますと、使わざる得ない状態だからです。使わなくても理想の食材が簡単にできるなら、農薬を使う人は限りなく0になると思っています。

そりゃ、そうですよね。

農薬を撒くのにも農薬を購入するためのお金が必要だし、散布する際の労力と言ったら…。
そんなことを喜んでする人はいないってもんです。

ではなぜ農薬を使わざる得ない状態なのかと言いますと、一番の原因は地球上にはびこる95万種類の昆虫と思っています。事実、僕たちがとうもろこしを約200本育てた際は、1本のとうもろこしに対してカメムシが数匹くっついていたんですね。中には10匹程度くっついていたこともありました…。とても気持ちが悪くて、臭くて、間引きもドン引きしながら実施しました。

そんなどこからともなく埃のごとく飛んできて作物を食い荒らす虫たちを追っ払うのに、1匹ずつちまちま手で追っ払なんてことは、とんでもなく想像を絶する労力です。…やればできなくはないですが、1本百円程度の単価の物に対して、こんな気の遠くなる作業をしていたら、食べていくだけのお金を稼ぐのに相当な苦労が必要なのは容易に想像がつきますよね…。

汗と努力と運

元気いっぱいのとうもろこし

ここまでの話で分かるように、農薬を撒くことで「無農薬」ではなくなりますが、「傷んでいない」かつ「虫がいないもの」が作りやすくなるんですね。逆に農薬を撒かなければ「無農薬」かつ「傷みやすい」かつ「虫がつきやすい」となってしまうわけです。

ただ、生産者も極力身体に害のないものを求めて日々奮闘しています。

先ほど、とうもろこしがカメムシに食い荒らされたとお伝えしましたが、実は、とうもろこしにも農薬を散布していたんですね。しかし、人体の影響を考えて、弱いものを使用していたこともあり、効果が薄かったと思われます。

次回とうもろこしを栽培する際は、二の舞を踏まないように農薬を数回に分けて散布したり、もっとこまめに足を運んで昆虫を除去しようと思っています。参考までに、僕たちのとうもろこしは200本植えましたが収穫できたのは数本で、どれもカメムシなどにより食い荒らされ、痛みが酷かったです。。

兼業農家の僕たちでさえこんな感じで奮闘しているわけですから、専業農家の方々はより一層の努力をされています。本当に脱帽です。

何だかんだつらつらとこのタイトルで合っているのか不安なまま書き進めてきましたが、言いたいことはただ1つです。

生産者の汗と努力と自然の運が重なってできている最高の食材たちを、残さずに食べよ!ってことです。

僕たちも極力身体に害がなく、虫がいなくて傷んでいない食材を作っていきますので、応援のほど、よろしくお願いいたします!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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