どうも、換気扇のフィルター交換中に回転椅子から落ちて走馬灯を見たサラリーマン(カチャカチャ系)兼業農家のかめしめのしょーきです。
今回は夏場に必死でマルチシートを張ったにも関わらず、もう二度と使わないと決意した理由を紹介していきます。
マルチシートの活躍ぶりと僕の決意
農家ならば誰もが知っている雑草の抑制・保湿効果のあるマルチシート。
兼業農家として農家の端くれである僕たちも去年、マルチシートを張ってまぁまぁな規模でにんにく栽培を始めました。
夏場のマルチシート張りはひろやの【雑草予防】畑でのマルチシート貼りは地獄の沙汰☆でも紹介しているように、それはまぁ地獄だったんですが、その効果は絶大。
雑草が生えなくなっただけでなく、にんにくも土中の栄養をたっぷりと吸い取った大玉ができました。
こんな功績を残してくれたマルチシートなんですが、僕は二度と使いません。
それはなぜかと言うと…
マルチシート張る作業はまだしも、剥がす作業が…メチャクチャ…
否っ
マルチシート剥がすのマジ卍(相当)で面倒だからなんです。
どれぐらい面倒なのか、次章で説明していきます。
見たくもない…マルチシートの面倒さとは!
マルチシートの面倒さを3つのポイントに分割して説明していきます。
面倒ポイントその①全然剥がれない
マルチシートを敷くときって、台風などで飛ばされないよう端と端を土で被せていくんですね。
ビニール袋(マルチシート)に土を被せただけなので、剥がすのもスルスルスルっと簡単かと思いきや…
被せた土の水分が時を追うごとに失われ、次第にカチカチになることで土とマルチシートの間がキュッと密着するんです。
密着状態からマルチシートを剥がすためには、土を化石掘りかのようにスコップなどで少しずつ取り除きながらの作業をすることに…。
10mぐらいであれば、両端(20m分)をスコップでほじくることは可能ですが、400m分は敷いたので、それだけでも気が遠くなる作業なんです。
面倒ポイントその②か弱い
そもそも、畝に敷いたマルチシートなんて、土をどかすだけなんだから、力づくで剥がせばいいじゃーんって考える方もおられるかと思います。
僕もそう考えていました。
しかーし
お金欲しさに始めたにも関わらず、10年ほど支出の方が大きい僕達かめしめの活動並みに現実は甘くなく。
力づくでマルチシートを剥がそうもんならミリミリミリっと破れて一部が土中に残ります。
そうなんです…。
マルチシートって、何ヶ月も雨風やギンギラギンの太陽に曝され続けても平気なのに、引力には滅法弱い性質なんです。
面倒ポイントその③全然分解されない
そんなこんなであまりにマルチシートに嫌気がさしたため、見えるところをあらかた取ってトラクターでドーン作戦を実施することに。
どういうことかと言いますと
今まで説明してきたことって要するに、土に埋もれてるマルチシートが面倒で仕方がないって話なんですね。
であれば…?
あらかじめ地上に出てるマルチシートは手で排除の上、トラクターを使って土を強制的に混ぜ混ぜして、土中のマルチシートを地上に浮かび上がらせればいいじゃんってことです。
人って発明時に脳に電気が走るとか、天から降ってきたとか、神様からの贈り物的な表現を使いますが、この作戦を思いついたときもそんな感じでした。
そしていざ実践!
すると…
地上にマルチシートが出てくると言うよりは、粉々になったマルチシートが地中深くに埋め込まれました。
もう二度と発明しませんからどうか時を戻してほしいと願っても、願った分だけ時が過ぎるってもんで。
今はコツコツ、分散されたマルチシートを手で拾い集めてる状態なんです。
埋めこまれたマルチシートなんて見捨てればいいじゃんって思うかもしれないんですが、そうはいかず。
ビニール袋(マルチシート)って、土に分解されないんです。そのため取り除かないと土の中で残り続け、にんにくにとって、とても邪魔な存在になるんです…。
卍僕達のアンサー卍
こんな感じで、マルチシートを敷いてしまったことを心の奥底から後悔している僕達。
しかし、マルチシート剥がすの面倒だから今年は作物とともに雑草も生やしちゃいますわ。ってわけにはいかない。
と言うことで、知識の無いもの同士、助言いただきながら話し合った結果、今年からどうしていくのか?を紹介します。
僕達、今年は、生分解性マルチシートを使ってみます。
結局マルチじゃんって思うかもしれないんですが、生分解性と言う四文字熟語的なのがついている分優秀でして。
なんと、数ヶ月で土に還る特性があるんです。
土に還ると言うことはどういうことかというと?張ったマルチシートを剥がす必要が無くなるんです。
スコップを持ってカニ歩きで数cm単位で進むあの作業がいらなくなるんです。
何で最初から生分解性マルチシートを使わなかったのか?ってことなんですが、実は、分解されないマルチシートの4倍ほどのお値段がするんです。
例えば2,000円+αでマルチシートを買えたとして、大体生分解性マルチシートは10,000円するんです。
この値段差を知った去年の僕達は、即答で分解されないマルチシートを選択してしまったという事なんです。(数千円の差はでかい。うん。でかすぎる。)
そのため今年からは生分解性マルチシートを使ってにんにく栽培をしていきます!
この一件を受けて皆様に伝えたいこととしては、普通の分解されないマルチシートを使う場合、剥がすことを念頭に被せる土の量を調整して頂ければと思います。
この記事を通して、皆様のマルチシートライフがより良いものになれば幸いです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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