どうも、首に電流を流すことのできる健康器具に手を出してしまった男、サラリーマン兼農家のかめしめのしょーきです。
今回は、夕食時の込み時の中、某回転寿司チェーンス〇ローにてカウンター席ではなくボックス席で15分間嫁を待ち続けた男の孤独を鮮明に紹介していきます。
文字より動画派という方はYoutube動画をご覧ください。
あれ?見られてる?ボックス席に一人で座る男
僕は元来、集団の輪を嫌い、孤独を好む生物と思っていました。
高校生までは応援団の団長やウォーターボーイズ(シンクロ)をやるなど、集団にイケイケでいることがステータスと思っていた時期もありましたが、社会人となり、表向では良い顔をして裏で罵詈雑言の人たちに出会って以降、”人間関係=浅く広く”がこの世の真実なんだと信じておりました。
でも、そんな僕が、某回転寿司チェーンのス〇ローのボックス席にて、孤独であることに酷く苦痛を覚える体験をしたんです‥。
そう、あれは、日曜日の夕食時のこと。
嫁とバラバラで行動していた僕は、現地集合でス〇ローに行ったんですね。
僕は先にス〇ローに到着したんですが、夕食時ということで込み合いそうだったので、嫁に”予約入れとくね”的なメッセージを送って発券。
しばらく待っていると他愛も無い音声で僕の発券した番号の呼び出しがかかり、僕は案内された席の番号を嫁に送って、ボックス席に一人ポツンと座ったんですね。
嫁からは一向に返事が返ってこず、”まぁ、今向かってるんだろ”ぐらいの軽い気持ちで、あまりネタが回っていなかったので先に注文開始。
しばらくすると、耳をつんざく音量で”ご注文いただいた商品が間もなく到着します”と流れ、若鶏のグリルステーキが4皿到着しました。
注文したときの僕は、別に一人で来てるわけじゃないし、先に食べちゃお☆彡ぐらいの勢いだったんですが、商品が来てもまだ一人だったので少しばかり心細くなり、ふと、前を見ると、おばあさんと孫と思われる男の子?(中学生ぐらい)が、こちらを見てヒソヒソ話をしていたんですね。
ヒソヒソ話と言っても、漫画でしか見ないような本当のヒソヒソ話の仕方だったんです。
中学生ぐらいの男の子が、おばあさんの耳元に手を添えて僕に聞こえないよう、目線は僕に向けて話しているわけですよ。
僕はすぐに目を逸らしたあと、”違う違う”と自分に言い聞かせながら、大好きな若鶏のグリルステーキを4貫、一気に頬張ったんですね。そして、若鶏のグリルステーキってやっぱ最高、うずらの卵並みに最強だなぁと思いつつ、続いてはネギマグロとトロたくを注文。
またしても先ほどとは変わらぬ爆音で”ご注文いただいた商品が間もなく到着します”と流れ、2皿を手に取る僕。
やはり正面のおばあさんたちはひそひそ話をしている。
僕は、”もしかして”と、取ったお皿の色と席の色を見比べるも、間違っていないことを確認。
“混み時に一人でボックス席を陣取る厄介なヤツ”と思われてる疑惑がふつふつと現実味を帯びてきたんですね。そこで改めてスマホを手に取ると、メッセージが!

今から向かということは、少なくとも10分ぐらいはかかる計算でして、この状態で追加の10分は辛い…と萎えていた時、天才的発想が降りてきたんですね。
それは名付けて
<お茶を人数分用意することで、一人で来た訳じゃない感をかもしだす作戦>
です。
そこで、三人分のコップをとり粉を入れて、お湯を入れ、”これで一安心”とばかりに追加で食べたいものを注文。
今度は横のボックス席に座っていた人たちから視線を感じてチラ見すると、女性2人組だったのですが、ガッツリ目が合ったんですね。
“何で女子会で寿司食べに来てるのにレーンを見ずに僕を見ているんだ…まさか、逆ナン?”と思ったのですが、お茶を三人分用意したことで逆に、”混み時に一人でボックス席を陣取ってコップを三人分消費する痛いヤツ”感が出ていることに気づいてしまったんですね。
冷静に考えてみると、待ち人がいるのであれば、コップの中のお湯の温度はどんどん下がっていくんだから、待ち人が来てから注ぐのが通常行動。
僕のとった行動は虚しさを回避するために、より虚しさを強化しただけだったんですね。
いよいよヤバくなってきたなと思った矢先、あの音声が。
“ご注文いただいた商品が…”
うるさい!静かに!!レーンしか見るところないからいっそのこと音声無で運んでくれ!!!と思っていると
“お熱いのでご注意ください”
という、+アルファの情報まで言われる始末。
あおさの味噌汁なんて頼むんじゃなかった…と萎えていると、今度は店員さんが「あ、お待たせしましたー」と店内仕込の特大えびフライを、これまた良い声で手渡しで運んで頂いたんですね。
全て己の行動がもたらした結果ではあるものの、目立ちたくないのに全配送レパートリーを短時間で畳みかけたことで、大いに目立ってしまったんです。
ここまでくると、ス〇ロー史上最大級のえびフライを見ても何のリアクションも沸いてこない。普段だったらアチッ!ってなる揚げ物も冷静にもしゃもしゃ食べるだけ。
唯一頭の中を占領していたのは、誤解であることを知ってもらうため、嫁が来るまで誰一人として帰宅しないでくれということ。僕は一人でボックス席に座るヤツじゃないことを絶対に証明して見せる。そんな、熱い使命感だけは消えずに残っていました。
そして黙々と10皿ぐらい食べ終わり、良い感じにお腹が膨れてきたころ「お待たせ~」と嫁が息子を連れて来たんです。
僕は周りの人が誰一人として帰宅していないことを確認。いつもより少しだけ声を張って「おぅ!」と片手をあげて席に迎え入れたんですね。
ということで今回は見出しもなく、あの時の気持ちを胸に怒涛の勢いで文章を作ったのですが、実は誰一人として僕のことなんて気にしておらず、単に食事を楽しんでいただけという可能性も大いにあります。でもやはり、晒られる孤独ほど辛いものはない!ということを改めて思い知らされた良い機会となりました。
今後も心がブルンッ!となる機会があれば怒涛の勢いで書いていこうと思いますので、よろしくお願いします!
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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