【クラウドファンディング】失敗した理由を考えてみた。

農業
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はいこんにちわ。失敗から学べることって多いよね。サラリーマン兼農家かめしめのひろやです。

なんとこの度、「ド素人が初めて【クラウドファンディング】やってみた編」で紹介していた黒にんにく屋さんになるためのクラウドファンディングが見事に失敗しました。

今回はかめしめのクラウドファンディングが失敗に終わった理由について考えていく記事になります。これからクラウドファンディングに挑戦しようと考えている方は是非ともかめしめの失敗を参考に、自分のプロジェクトを見直して頂ければと思います!!

クラウドファンディングでやりたかったこと

まずかめしめが挑戦していたクラウドファンディングの内容は

【内容】黒にんにくの健康効果、魅力を多くの人に知ってほしい。なので黒にんにく屋さんを始めたい。黒にんにく製造機械の購入費等の資金(約53万円)を支援して頂けませんか?
【支援期間】約1ヶ月
【支援金額】1口1,500円~8,000円(何口分でも支援可能)
【リターン】フレッシュにんにく・にんにく・黒にんにく

かなり省略していますが、おおむねこんな感じ。失敗した後もクラウドファンディングページは残るようなので一応載せておきます。(「にんにくパワーで活力を!兼業農家の黒にんにくを疲れた人に届けたい!」…READYFOR様のサイトを利用させて頂きました)

かめしめのにんにく

兼業農家としてにんにくを育てているかめしめはにんにくの健康効果をもっと世の人に知ってほしいという思いを抱いていました。
でもにんにくは家庭で毎日食べるものとして認知されていない。
ならば匂いも控えめで食べやすい黒にんにくを広めていきたい。

その為には黒にんにくを作る為の加工機械の購入費が必要不可欠…。

クラウドファンディングでその資金を集められないか?
そして支援者の方に黒にんにくを提供できれば、黒にんにくの健康効果も知ってもらえる。
まさに一石二鳥!!これは絶対にやってみる価値がある!もし失敗したら?いやいや、成功するビジョンしか見えないよ!
相方のしょーきに意気揚々と話したのを今でも鮮明に覚えています。余裕で失敗しましたが。

クラウドファンディングの結果は4名の方からトータル13万5千円の支援を頂けましたが、53万円には到底及ばず…。惜しかったね~。悔しいね~。なんて会話をしたくてもできない見事な失敗。玉砕です。

クラウドファンディングが失敗した理由と改善案

今回のクラウドファンディングが失敗した理由は大きく分けて3つあると考えました。

①目標やリターンが魅力的で無い

『黒にんにく屋さんになりたい!機械の購入費を支援してくれたら黒にんにくをリターンします!!』

自分で言うのもなんですが、目標もリターンもあまり魅力的ではないと思います。クラウドファンディングを始めるときには、支援者が「支援してもいいかな?」と思えるような目標・内容・リターンを提示する必要があります。
かめしめのクラウドファンディングは目標もリターンも『兼業農家』『にんにく』という自分の立場から見えているものに絞られすぎていました。

というわけで私の失敗から、どう改善したらよかったのかを考えてみました。

支援者の立場になって考える

私の目標やリターンはとても自分本位なものになっていた為、元からにんにくや黒にんにくが好きな人や兼業農家としてボクも頑張っているよ!というような私と同じ立場にいる方には興味を持ってもらえたかもしれませんが、クラウドファンディングサイトを見ている支援者はそんな人ばかりではありません。

黒にんにくをリターン⇒支援するより買った方が安いよ。
黒にんにく屋さんになりたい⇒勝手になってくれよ。

私のクラウドファンディングページを見た多くの人はこんな気持ちになったのかもしれません。

私の場合はジャンルを「農業」に設定していたので、

例えば「無農薬野菜セット」や「畑での収穫体験」をリターンに設定すれば「無農薬」「自然との触れ合い」に興味がある方の支援が増えたことでしょう。
普段から無農薬野菜を購入している方からも支援を頂けたかもしれません。小さなお子さんに自然と触れ合ってほしい親御さんからの支援を頂けたかもしれません。農業に興味のある学生さんからの支援を頂けたかもしれません。

支援者の立場になって考えて、どんなジャンルのリターンを求めているのだろうか?どんなリターンなら支援してもいいと思えるだろうか?を徹底的に考えたリターンを設定することでより多くの支援が集まったと思います。

適切な目標設定にする。

目標金額として黒にんにく製造機の購入費・加工場の賃料・手数料など合わせて53万円を設定していましたが、結果としてこれは高すぎる目標設定でした。

今回のクラウドファンディングでは4名の方から13万5千円の支援があった状態で失敗しました。
ということは目標金額を10万円に設定していたら『クラウドファンディング成功』という、誰に見せても恥ずかしくない称号を手にすることができていたのです。

10万円だったら足りないから…と思うかもしれませんが、ノンノンノン。失敗して0円という結果と比べてみてください。10万円支援して頂けるだけでも十分じゃないですか。

もしもっと支援を頂きたいと思うのであれば目標金額を達成した後に「ネクストゴール」というそのまま次の目標金額を設定してクラウドファンディングを続けることもできるようです。
しかも次の目標金額に届かなかった場合でも、終了時までに集まっていた金額を手にすることができるそうです。(※私が利用したREADYFORさんの場合です)

①目標金額53万円で13万5千円しか集まっていないプロジェクト
②目標金額10万円で13万5千円も集まっているプロジェクト

私なら目標金額を達成しているプロジェクトの方を支援したいと思います。

目標金額を安くに設定すればそれでいいというわけではありません。
手に入れたい金額をそのまま目標にするのではなく、同じようなプロジェクトの場合どの程度の支援金が集まっているのかを分析したうえで目標金額を設定をする。そうすることで失敗の可能性を限りなくゼロに近づけられると思います。

②確実に支援してくれる人を事前に集めていなかった

公開から5日以内に目標金額に対して10%の支援が入っていた場合。
そのプロジェクトの成功率は約70%

公開から5日以内に目標金額に対して20%以上の支援が入っていた場合
そのプロジェクトの成功率は約90%

READY FOR

という集計結果があるそうです。

クラウドファンディングを開始した後、数日間は『NEW』と表示されていたため「新着」などのジャンル検索で閲覧されやすい状態にあると考えられます。
その際に開始直後から支援がどんどん集まっているプロジェクトはやはり人の興味を引くでしょう。

かめしめの場合は2日目にして約1%の支援という逆に興味を引きそうな状態。支援者がどんどん集まってくる!なんてことにはならずに支援通知ゼロの日々が続きました。
なので確実に支援してくれる人を事前に集めておくことが失敗しない為にはかなり重要だと思われます。

例えば
・家族や友人に支援をお願いしておく。
・SNS等で事前に告知を出して、支援の仕方も周知しておく。

等をするだけでも、スタートダッシュが大きく変わってきます。5日以内に20%の支援を確保できるだけの支援者は事前に集めておくと良いでしょう。

③開始後、毎日SNSで配信しなかった。

SNSで毎日配信…。それ位やれよって話なんですが面倒臭がりな私は結局、1ヶ月の間にクラウドファンディングの経過を数回配信しただけでした。そりゃ失敗にも繋がりますわ。

SNSで毎日プロジェクトの進捗状況を配信する事で、興味を持ってくれる人も増えますし、一度支援をしてくれた方には現状が伝わります。

一度支援をしてくれた方というのはプロジェクトの成功を信じて支援をしてくれています。
例えば『あと10%の支援があれば達成できる…』という状態をSNSで配信する事で、一度支援してくれた方が再び支援してくれる場合だってあります。
もしかしたら知人に声をかけて支援者を集めてくれるかもしれません。

SNSで毎日配信して助けを求めることで、失敗しない為に協力してくれる人をどんどん増やすことができるのです。

SNSで毎日配信した場合と配信しなかった場合を比べた方から話を伺いましたが、毎日配信した場合の方がプロジェクトの閲覧数が圧倒的に高かったそうです。
どれだけ面倒でも毎日配信をすることでクラウドファンディングの失敗を防げることでしょう!!

まとめ

私は今回のクラウドファンディングの失敗を大いに反省しています。支援してくださった方の期待を裏切る形になってしまった事も大変申し訳なく感じています。

・内容やリターンを支援者にとって魅力的なものにする。
・目標設定を高くしすぎない。
・目標金額の20%の支援を5日以内にもらえるよう事前準備。
・SNSで毎日進捗状況を配信する。

たったこれだけの事。たったこれだけの事をするかしないかでクラウドファンディングの成功率が大きく変わってくる。
今回それがわかっただけでもクラウドファンディングに挑戦した価値があったと思っています。次に挑戦するときは絶対に成功させてみせます!!

ちなみに失敗した場合にどんな制裁が待っているのかが不安です。という方は、かめしめが失敗後に体験した流れをまとめたこちらの記事も是非ご覧ください!


最後まで閲覧ありがとうございました!!

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